白河・何云宛書簡 白河

【芭蕉自筆影印】

 白河能風雅聞もらし多梨
以登残多可利个禮者 須可川の旅店ゟ(?)  申つ可者し侍る

 関守能宿を水鶏尓と者ふもの 者せ越

又 白河愚句 色黒きといふ句 乍単(サクタン:等躬)より申参候よし 可く申直し候

 西可東可先(マズ)早苗尓も風の音

 何云雅丈



白河の風雅聞もらしたり
いと残多かりければ すか川の旅店より(?)  申つかはし侍る

 関守の宿を水鶏にとはふもの ばせを

又 白河愚句 色黒きといふ句 乍単(サクタン:等躬)より申参候よし かく申直し候

 西か東か先(マズ)早苗にも風の音

 何云雅丈



《自筆句碑 白河・聯芳寺へ》















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