「ものいへば」句文懐紙

【芭蕉自筆影印】
 ものい者て堂ゝ花をみる友も可なといふ盤 何可し靏亀可句なり わ可草庵の坐右耳可支つけゝることをおもひいてゝ

 ものいへ者唇寒し秋の風

(ものいはでたゞ花をみる友もがなといふは、何がし鶴亀が句なり。わが草庵の坐右にかきつけゝることをおもひいでゝ

 ものいへば唇寒し秋の風)

《自筆句碑